豊かな学校生活を支える

中三秋の療育手帳~私はわたしがわからない・私はだれ?わたしは何者?~

本人が特定されないように書きます。
先日の事例研究会での事例です。

勉強がとても苦手な生徒で
クラスではずっと40人中40番だったそうです。

その生徒が中3になって進学先を決めるときに
「その成績では行くところはないぞ」と担任に言われ、
「でも支援学校になら入れる」と言われたそうです。

「でも支援学校に入るためには療育手帳がいるな。」と言われて、
先生に勧められて
その時に生まれてはじめて療育手帳を取ったそうです。

15歳の秋、中3のできごとでした。

その生徒は、自分が成績が悪いことは認めるものの
自分が知的な障害者である・・・・とはどうしても思えず、
支援学校の高等部の間ずっと、
自分のアイデンティティについて悩み続けたそうです。

その後卒業し、療育手帳の更新時を迎えても
療育手帳は更新せず返納しました。
就職も障害者就労枠を使わずに一般で入りました。

彼女自身は手帳の更新をしなかったとき、
元の世界に戻れた感覚だったそうです。

何がダメだったか。
成績だけで振り分けた進路指導が間違っていたのだと思います。

勉強が苦手であっても選択肢は他にもあったはずです。
先生の情報不足が元凶です。

支援学校を選ぶメリット・デメリットについてや、
境界線知能の生徒の進路について、
進路指導される担任さんにもっと知識があれば、

その生徒はこんなに苦しまなかったと
事例研究会を通して感じました。

中学校の先生は生徒の学力に幅があって
本当に大変だと思いますが、
発達障害や境界線知能の生徒の進学先について

たくさんの情報を持ってご指導くださるとうれしいです。
いつも訪問ありがとうございます。

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