公開Q&A

2000円札をプリントアウトしたもので理解させてもいいでしょうか

【質問】お金の説明をするにあたり、本物を新札で用意しようと思いました。2000円札だけが郵便局で両替出来なかったです。2000円札は、流通してないのである人は、紙くずだと思い捨ててしまったそうです。この場合、パソコンの画像をプリントアウトするだけでも理解出来るのでしょうか

犬山さん

【犬山犬先生のお返事】

もし、プリント教材に印刷された絵が、本物の金種を表していると理解できるなら本物である必要はありません。「本物の方が・・・」という方もおられますが、同じ金種が頭の中で並んでいるイメージが作りにくいので、私はあまり本物に近い模型や、実物を使いません。

本物は意外に本人の混乱を招くことがあります。また、視野の問題で、実物を並べると意外にも広くなってしまい、視野(心理的)が狭い人には難易度が逆に上がることもあります。

お札の印刷に注意が行き、本題を忘れることもあります。それに、硬貨やお札は触っていじりたいという行動を誘い出すようです。

触ってしまえば温度や質感、動き、音などがダイレクトに楽しめますものね。むやみに触っている子どもの気持ちもわからなくはないです。

渡した教材で言うならば、白黒プリントでやってみる。難しいならカラープリントでやってみる。難しいならカラーで実物に近い大きさでプリントするということになります。

プリントで使えても、実物使えなきゃ・・・という人もおられますが、プリントもできないのに実物は絶対に使えませんし、逆にプリントで培った力が基礎になって、実物を使う力をはぐくみます。実物の方が考え方によっては難しくなる場合がよくあります。

「プリントでできるのは最低ライン、できてから実物で練習!」と思ってください。

2000円札に関しては、関西に住んでる限りは「見つけたらお母さんにみせてね。」で十分です。

それで捨てることは回避できます。学習するには、2000という単位は格段に難しいのです。なので、大量の時間をかけて2000円札に習熟する必要は今のところありません。今ではものすごいレアケースになりましたしね(^O^)

また、補足ですがどちらかというと質問よりも「お小遣い制にする」の方に実は引っかかっています。もし、金銭の学習が十分でなく「お金が無くなっていく」実感が持てそうにないのであれば、「100円以下の物(数字が二つ)を〇回買える」というお小遣いにしてあげてください。

「456から239へ」よりも「5が4へ」の方が視覚支援も理解も楽です。正確さよりも「買えばなくなるという理解」を優先してあげてください。なぜかというと、習熟していない人の中には「1、2、3・・・9の順に大きくなる」と覚えている人は「1111<999」と思うかもしれません。

数というのは、10進法を身につけすぎている大人には、子どもの見ている世界が想像しにくいものでもあります。「当の子どもが確実に理解できるところから始める。」を基本にたくさんの取り組みを重ねてあげてください(^O^) 

いつでも応援しています。解答になりましたがどうかわかりませんが、よろしくお願いいたします。

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