ある特別支援学校の授業で「いじめについて思うこと」という題で作文指導がありました。そして1時間近くかけてそれぞれの800字の原稿用紙が埋まりました。
そのときの作文のことを書きます。文章はつたなくひらがなが目立つ作文で「〇〇したらよくないです」というパターンでの記述が延々続くものでしたが、最後の最後に「自分が言われたりやられたくないことをしたらいけないことやし、悪いことは悪いことだからよくないです。」と、自分のことばでしっかりと書かれていました。
その子が友だちにとても優しいのはいじめはダメだという強い思いがあるからなのでしょうね。
その「〇〇したらよくない・・・」の記述の羅列があまりにもリアルなものばかりで、「もしかしたらこれらは過去に体験したことなのかな?」とふと感じてしまいました。思い過ごしならいいのですが。
今はとても元気でも過去の経験の中で実は色々あるかもしれないという二次障害予防への配慮は絶対に忘れてはいけない特別支援教育の軸だと思います。