二次障害の理解と支援

提案・交渉型アプローチ 和歌山大学 武田鉄郎先生

和歌山大学の武田鉄郎先生のご講義で感動した方法に、提案・交渉型アプローチというのがあります。子どもが「無理」「できない」「どうしたらいのかわからない」のように立ち往生したときに子どもの気持ちに寄り添いながら問題解決に向けたいくつかの方法を「提案」し、子どもと「交渉」する中で子どもが自主的・主体的に「選択」できるように指導・支援する方法です。

提案・交渉している間は主体は教師や保護者にありますが、最終的に自己決定・自己選択するのは子どもです。だからその時の主体は子どもにあります。

提案・交渉型のアプローチを取るとうまくいくケースが多いのはなぜか。それは子どもが、「支えられている」「大切にされている」と実感できるからです。

その繰り返しにより、自尊感情が高まり自己効力感が高まるからです。支援者と一緒に色々な困難を乗り越えられた経験を通して徐々に物事に対してあきらめにくい状況が作られストレッサーへの耐性が高まります。

ただし、その前提として大人側は、うまく言語化できない子どもの本当の気持ちを引き出す努力が大切です。それができるには普段から子どもの言動に耳を傾け、共感し、受容する関係が必要です。

常に子どもの反応を注意深く受け止め共感し、受容する姿勢はどんな時も忘れてはなりません。自分を支えてくれる大人の存在は子どもの内面を大きく育てます。

 

 

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