豊かな学校生活を支える

通常級か支援級かどちらにするか。見極めはただ一つ。それは「その子が授業に参加できるかどうか」

今日は就学に関することを書きます。

通常級か支援級か。どちらにするかの見極めはただ一つです。「その子が授業に参加できるかどうか」なんですね。

通常級はどんなに頑張っても基本は、学校や学級という枠に児童生徒が従うことが大原則です。

学習指導要領は無視できないので教員は教えるべきことは教えます。ということは、個々の子どもたちへの配慮には、どんなに頑張ってもクラスという単位で考えた場合には限界があります。

インクルーシブがどんなに叫ばれていても、そこは基本的には個別指導の場ではないからです。

通常級に入れて、テストの点が30点以下が続くとか、一桁しか取れないことが続くならば、それは明らかに子どもにとって不適切なカリキュラムの場になっています。

わからない授業の中で悪戦苦闘するつらさは、「自分ってダメやな。」という自己評価につながります。これが二次障害の種ですね。

支援級は少人数学級です。ここで発達障害への専門性の高い先生と出会えれば環境的には子どもはとても落ち着くと思います。

しかし残念ながら必ずしも専門性の高い教員が担当ではないケースもあります。逆に一見優秀そうでも、学会参加や理論先行で肝心の子どもの姿を見ていない教員もいます。子どもを研究材料としか見ない先生より、子どもと一緒に泣いたり笑ったりする先生のほうが私は好きですね。

ラボ子
ラボ子
子どもそのものが持つ良さをちゃんと見てくれる先生と出会えますように

でも経験がなくても、子どもが好きでこれから保護者と一緒に勉強していこう!という姿勢がある先生と出会えれば大丈夫だと思います。

POSTED COMMENT

  1. まゆみ より:

    今、小中学校では、普通校か支援学校かを選ぶ時期になっています。地域の小学校から中学校の支援学級へ見学に来られます。でも、発達段階的に明らかに中学校ではないお子さんもいます。そういう方たち向けのアドバイスとか勉強会をぜひやっていただけたらと思いますー

    • laboko@ より:

      まゆみさんへ。お元気でいらっしゃいますか?今どちらの学校にいらっしゃるのでしょうか?(もし人違いでしたらすみません)
      このテーマは、今の時期ほんとうに真剣なテーマですね。こどもの進路が関わってくるのですから保護者にとって情報は貴重ですね。ちょっと考えてみますね。コロナなので対面が難しく・・・・。Zoom必要かなと悩むところです。

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